【WordPressをお使いの方へ】深刻な脆弱性が公表されました(CVSS 8.9)
2026年8月6日、WordPress本体に深刻な脆弱性(CVE-2026-64638)が公表され、
修正版が公開されました。危険度は10点満点中8.9と高いものです。
現時点で実際の被害報告はまだありませんが、攻撃に使えるコードがすでに公開されています。
早めのアップデートをおすすめします。
■ WordPress 公式のお知らせ(日本語)
https://ja.wordpress.org/2026/08/07/wordpress-7-0-3-release/
▼ どんな脆弱性か
CVE-2026-64638 は、WordPressのログイン画面にある不具合です。
管理者としてログインした状態で、攻撃者が用意した細工されたURLをうっかり開いてしまうと、条件次第でサーバー上に不正なプログラムを仕込まれ、サイトの改ざんや乗っ取りにつながる恐れがあります。
「メールやSNSで届いたリンクを、管理画面にログインしたまま開く」
——これが入口になります。
今回のリリースでは、この1件を含む複数の脆弱性が修正されています。
■ 技術的な詳細(開発元のセキュリティ情報・英語)
https://github.com/WordPress/wordpress-develop/security/advisories/GHSA-52p2-r8wf-jcrf
▼ ご自身のサイトの確認方法
WordPressの管理画面 →「ダッシュボード」→「更新」
ここで現在のバージョンと、更新できるバージョンが確認できます。
最新版は 7.0.3 です。
▼ ここが見落とされがちです
「うちは古いバージョンだから、最新版の話は関係ない」
——実はその逆です。
今回の修正は 4.7 以降のすべてのバージョン系列に提供されています。
6.5系なら6.5.9、5.2系なら5.2.25といった具合に、お使いの系列ごとに修正版が出ています。
最新版に上げなくても、同じ系列の修正版に上げれば対処できます。
一方で、4.6 以前をお使いの場合は事情が違います。
WordPressの開発元は2025年7月をもって4.6以前へのセキュリティ更新を終了しており、今回の修正版も提供されません。
つまり「更新しても直らない」状態です。
■ 4.1〜4.6 のセキュリティ更新終了に関する公式告知(英語)
https://make.wordpress.org/security/2025/06/18/security-updates-will-cease-for-wordpress-versions-4-1-through-4-6/
この場合は、サポート対象のバージョンへ移行する必要があります。
数世代分を一気に上げることになるため、プラグインやテーマがそのまま動かないことも多く、実質的な作り直しになるケースもあります。
もし作り直しに近い規模になるのであれば、この機会に別のCMSを検討するのも一つの考え方です。
弊社では国産CMSの「a-blog cms」もお取り扱いしています。
オープンソースではないため攻撃の標的になりにくく、日本語でのサポートが受けられる点を評価いただくことが多いCMSです。
https://www.zanmai.info/service/a-blog.html
もちろん、どのCMSでもアップデートは必要です。
「乗り換えれば安心」ではなく、「運用しやすい形にしておく」という視点でご検討ください。
▼ 更新する前に
WordPress本体を更新すると、お使いのプラグインやテーマとの相性で表示が崩れたり、機能が止まったりすることがあります。
・更新前に必ずバックアップを取る
・可能なら、複製サイトで先に試してから本番に反映する
この2点をおすすめします。
▼ 取り急ぎできること
1. 管理画面にログインしたまま、心当たりのないリンクを開かない
2. 作業が終わったら管理画面からログアウトする
3. 使っていない管理者アカウントを削除し、パスワードを見直す
弊社では、お客様のサイトについて全台の調査を行い、該当するお客様には個別にご連絡を差し上げております。
なお弊社は8月16日(日)まで夏季休暇をいただいております。
バージョンアップのご相談、CMS移行のご相談(有料・お見積もり)は8月17日(月)以降に承ります。
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