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とうとう画像生成AIの活用がWebでも当たり前になる

AIが出てくると人間の仕事を奪われると言われていましたが、デザインにおいては無理だろうと思っていました。
私が最初に抱いていたAIのイメージは、文字や数字的な情報をAIが学習し、そこから何かを判断するというもので、デザインや絵などを生み出すなんて正直なところ考えも及びませんでした。

しかし「画像生成AI」という言葉を聞くようになった時には、もうすでにその技術は発達しており、プロンプトを入れて作られた車のイラストを見た時に、その完成度の高さに驚きました。
もうここまで来ていたのか?と。

この技術革新は、パソコンが登場しPhotoshopやIllustratorでデザインするという変化に似ているように思います。
昔は、紙に定規やコンパスなどを使い、ペンでデザインしていた時代があり、それを仕事にしていた人がいたわけです。

ですが、パソコンが登場して、パソコンでデザインができるようになると知った時、たぶん当時のデザイナーの中には「それではいいものは作れない」「手書きが一番」という人もいたと思います。ですが、あっという間にパソコンでデザインすることが当たり前となり、かつ完成度もスピードも手書きと比べられないレベルまできました。

その時の技術革新と今回も似ていると思いました。
「画像生成AI」の完成度は、たしかにまだまだの部分はあります。例えば、作られたイラストはアメリカっぽいテイストが多いので、日本人が好むデザインでない場合も多いです。
ですが、これも時間の問題でしょう。日本人の感性を持った「画像生成AI」は、あと数年で完成すると思います。

「Canva」に搭載された「Text to Image」を使ってみた

いろいろな「画像生成AI」は出ていますが、日本語に対応していて気軽に使えるものの中に「Canva」に搭載された「Text to Image」があります。

これを試してみました。
プロンプトの文章は以下です。
「未来のスポーツカーをデザインしてください。車体のカラーはブラックで、ライトは小さめ。」



「Canva」に搭載された「Text to Image」で生成されたイメージ

車体のカラーはブラックではないのですが、スポーツカーでライトも小さめです。
他の候補画像も出てきましたが、そちらもカラーはブラックではない。それはこちら。


今後のWebサイト制作は、どうなっていくのか?

まず最初の段階では、これまでネットから購入していた画像素材の一部は、画像生成AIで生成された画像になっていくでしょう。
こんな画像が欲しいと思い、PIXTAなどで検索しても、なかなかイメージしている画像がない場合もあります。
それなら作ってしまえばいい。ということで画像生成AIで作成し、それを当てはめることが増えていくと予測できます。

その次はLP制作です。
ノーコードWeb制作プラットフォームで有名になった「STUDIO」ですが、2022年末に、「米国に子会社を設立し海外展開を本格始動。AI時代の新プロダクトで世界に挑む」と発表がありました。
現在のWebデザインをノーコードで制作できるだけでなく、プロンプトを入れればLPデザインを何パターンか生成する開発を行っているのではないでしょうか。

考えられるLP制作方法としてはプロンプトと一緒に以下の素材を入れて指示を出し、何パターンかLP制作を一気につくってしまう方法です。
・会社ロゴ
・メニューリスト
・メイン画像
・カテゴリ名とそれについての画像

こうなったら、紙デザインからパソコンデザインに変わったくらい、制作手法はかなり異なることでしょう。
そして、若者はこの手法について、学校で学んでくるようになるかと思います。

PhotoshopでもAI生成機能「Generative Fillジェネレーティブ塗りつぶし」を搭載

Photoshopに本格的なAI生成機能「Generative Fillジェネレーティブ塗りつぶし」が搭載されました。
この機能はPhotoshopで範囲選択したエリアに、プロンプトとして入力したものを自然に生成&合成してくれる機能のようです。
例えば人物の周りにざっくりと範囲指定してテキストプロンプトを入力すると人物を生成し、自然に合成してくれます。

もうこの流れは止まらないですね。

今後の展開が楽しみでもあり、そして挑戦も必要です

画像生成AIは、世界的に急加速することは間違いないでしょう。
どんな展開になるのか楽しみではありますが、同時にその革命的な技術について行くには挑戦も必要だと思います。
これまでのやり方に執着していたら、まさにガラパゴス化するでしょう。

いろいろと情報収集しながら、この分野について勉強していきます。