a-blog cms 3.3 2027年初頭にリリース予定
2026年7月8日、a-blog cms Ver. 3.3のロードマップが発表されました!
当社では、ホームページに実装するCMSとして、国産CMSの「a-blog cms」を採用しています。
Ver. 3.2では、ブロックエディタや自動アップデートなど、日々のホームページ運用が便利になる機能が追加されました。
そして次のVer. 3.3では、さらに一歩進んで「外部システム・AIとの連携」と「コンテンツ管理の強化」が大きなテーマとなっています。
今回は、ホームページ制作会社として特に気になった機能を紹介します。
一番気になるのは「REST API」
今回のロードマップで一番気になったのは、REST APIの提供です。
REST APIと言われても、ホームページを運用している方には、よく分からないと思います。
簡単に言えば、a-blog cmsの中に登録されている記事や画像などのデータを、別のシステムやAIから取得したり、登録・修正したりするための入口です。
これによって、例えば以下のような使い方ができるようになります。
・社内の商品管理システムとホームページの商品情報を連携する
・別のWebサービスやアプリに、a-blog cmsの記事を表示する
・AIに記事の下書きを作らせ、確認後にa-blog cmsへ登録する
・ホームページの表示部分を別の技術で作る「ヘッドレスCMS」として使う
最初は、データの作成・取得・更新・削除といった基本的な操作から対応する予定とのことです。
AIエージェントがCMSを操作する時代が、いよいよ来るのでしょうか?
実際にどこまでできるのか、これは楽しみです。
カスタムフィールドを管理画面から追加・編集
a-blog cmsの魅力の1つが「カスタムフィールド」です。
例えば、製品ページに
・製品名
・型番
・価格
・仕様
・カタログPDF
などの専用入力欄を作ることができます。
これまでは、ホームページ制作会社がテンプレートのHTMLを変更して、入力欄を用意する必要がありました。
Ver. 3.3では、管理画面からカスタムフィールドを追加・編集できるようになる予定です。
これは、かなり大きな改善です。
しかも、単に入力欄を追加できるだけではありません。
CMS側が「どんな入力項目があり、どんな形式のデータが入るのか」を把握できるようになります
これによって、外部システムやAIとのデータ連携、管理画面での絞り込み、一括編集などが行いやすくなるとのことです。
必須入力、文字数、入力形式などのチェックも、管理画面から設定できるようになる予定です。
なお、これまでHTMLで作ってきたカスタムフィールドも、そのまま利用できるとのこと。
既存のホームページにも配慮されているので安心ですね。
カスタムフィールドを表形式で一括編集
これもありがたい機能です。
現在は、複数の記事に登録されているカスタムフィールドを修正する場合、基本的には記事を1件ずつ開いて修正する必要があります。
Ver. 3.3では、複数の記事のカスタムフィールドを表形式でまとめて確認・編集できるようになる予定です。
例えば、製造業のホームページで、何百件も登録されている製品情報の仕様や価格を変更する場合。
これまでは1件ずつ編集画面を開いていましたが、表の中でまとめて修正できれば、かなりの時間短縮になります。
当社の「カタログWEB」のような、たくさんの製品情報を掲載するホームページにも役立ちそうです。
管理画面から301リダイレクトを設定
ホームページをリニューアルしたり、ページを整理したりすると、ページのURLが変わることがあります。
その場合、古いURLにアクセスした人を新しいURLへ自動的に移動させる「301リダイレクト」という設定を行います。
これまでは、サーバー内にある「.htaccess」というファイルを制作会社側で修正する必要がありました。
Ver. 3.3では、このリダイレクト設定をa-blog cmsの管理画面から行えるようになる予定です。
URLが変わったページを管理画面で確認できるようになれば、設定漏れも減らせそうです。
ホームページのリニューアルやページ整理では、よく使う機能ですので、大変助かります。
ログイン機能とセキュリティも強化
ログインまわりの機能も強化されます。
メールによる二段階認証
現在の認証アプリを使った二段階認証に加えて、メールで確認コードを受け取る認証方法が追加されます。
認証アプリを設定することが難しい環境でも、二段階認証を導入しやすくなります。
Passkeyに対応
指紋認証や顔認証などを使い、パスワードを入力せずにログインできるPasskeyにも対応する予定です。
パスワードを覚える必要がなく、偽のログイン画面にパスワードを入力してしまうフィッシング対策としても期待できます。
SAMLによるシングルサインオン
企業内で使っているアカウントを利用して、a-blog cmsにもログインできるようになります。
社内アカウントを停止すれば、a-blog cmsへのログインも停止できるようになるため、社員の入退社時のアカウント管理も行いやすくなります。
こちらはEnterprise版のみでの提供予定です。
管理画面の使い勝手も改善
日々の運用で利用する管理画面についても、いくつか改善が予定されています。
・ユーザーやカテゴリー一覧の並べ替え
・条件による絞り込み
・複数データの一括操作
・カテゴリーのCSV一括登録
ホームページの規模が大きくなるほど、登録されるユーザーやカテゴリーも増えていきます。
カテゴリーをCSVでまとめて登録できるようになれば、大規模なホームページの初期構築や、他のCMSからのデータ移行も効率化できそうです。
PHPは8.3以降が必要
Ver. 3.3では、動作対象となるPHPのバージョンが8.3以降になります。
PHPは、a-blog cmsを動かしているサーバー側のプログラムです。
古いPHPはセキュリティサポートが終了していくため、CMSだけでなく、PHPも新しい状態にしておく必要があります。
Ver. 3.3へバージョンアップする際は、利用しているサーバーのPHPバージョンも確認しなくてはなりません。
ここは注意が必要ですね。
また、現在ほとんど利用されていない更新Pingの送信機能は廃止される予定です。
正式リリースは2027年2月から3月ごろ
現在の予定では、2026年11月にアルファ版が公開され、2027年2月から3月ごろの正式リリースを目指しているとのことです。
まだ開発中ですので、リリース時期や搭載される機能が変更される可能性はあります。
アルファ版が出たら、当社でも実際に試してみたいと思います。
まとめ
a-blog cms Ver. 3.3は、これまでの「ホームページを更新しやすいCMS」から、さらに一歩進んで、AIや外部システムと連携できるCMSになっていきます。
特に、REST APIと管理画面からのカスタムフィールド作成は、今後のa-blog cmsの可能性を大きく広げる機能だと思います。
AIを使って記事を作るだけではなく、AIがCMSのデータを取得したり、確認しながらデータを登録したりする。
そんな運用が当たり前になるかもしれません。
a-blog cmsは、日本の制作会社やホームページ運用者の「あったらいいな」という機能を、きめ細かく追加してくれます。
Ver. 3.3の登場が、今から楽しみです。
当社では、国産CMS「a-blog cms」を利用したホームページ制作や、WordPressからa-blog cmsへの乗り換えにも対応しています。
a-blog cmsを使ったホームページ制作をご検討の方は、ぜひ当社までご連絡ください。